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(日本100名城)新発田城へ [甲信越]

3月25日、SL村上ひな街道号などを新発田市内で撮った後、同じ市内にある、日本100名城の
一つ、新発田城に行ってきました。

新発田城は、元々、新発田氏が本拠とし、上杉景勝によって天正15年(1587年)に落城した旧新発田
城跡に、豊臣秀吉の命により慶長3年(1598年)入封した溝口秀勝によって築かれました。ただし、
完成したのは、秀勝の入封から56年後の承應3年(1654年年)、3代宣直のときでした。

新発田藩はこのまま、溝口氏が藩主のまま幕末を迎えることになるのですが、秀吉の時代に入封、
築城し、そのまま転封や廃絶されることなく幕末を迎えたというのは、外様大名としては比較的
レアなケースではないでしょうか。

城内には、櫓が11棟、主な門が5棟ありましたが、大半が取り壊され、堀も大部分が埋め立てられ
ました。現在残っているのは、表門と旧二の丸隅櫓、本丸石垣と内堀の約半分、旧土橋門付近の
土居のみです。
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ではまず、新発田城の縄張図をご覧ください。
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こちらは、本丸の西側の水堀(内堀)です。
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平成16年に復元された三階櫓です。天守の役割を果たしていた櫓です。
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三階櫓の前の堀は、ここでこのように終わっています。なんか不自然な感じがありますよね。
というのも、この左側には、自衛隊の駐屯地があるんです。
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これは、土橋門付近です。
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本丸側から見た、土橋門付近の石垣と土塁です。
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本丸の南西の角に建つ旧二の丸隅櫓(乾櫓)。寛文8年(1668年)の大火後、正徳2年(1712年)まで
の間に再築された櫓で、昭和34~35年の解体修理の際に、本丸の鉄砲櫓があった現在の場所に
移築されました。
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本丸南側の水堀と、辰巳櫓、表門です。
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辰巳櫓は、三階櫓と同時に、平成16年に復元されました。赤穂浪士堀部安兵衛は新発田の
出身ですが、その父は辰巳櫓の管理責任者だったそうです。
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表門。2階建ての櫓門で、寛文8年の大火で焼失後、享保17年(1732年)に再建されました。
旧二の丸隅櫓とともに、新潟県内で現存する唯一の城郭建造物です。
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本丸側から見た表門です。無料で内部を見学することが出来ます。
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表門脇から見た本丸です。本丸と二の丸の北側の約半分は廃藩置県後、他の城址でもよくあった
ように、旧陸軍の兵営として使われ、その後、昭和28年からは陸上自衛隊の駐屯地となっていま
す。城址が陸軍によって使われていたのは珍しくありませんが、今も自衛隊の駐屯地となっている
城址は、ここだけではないでしょうか。
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これは、城下に現存する足軽長屋です。幾棟かあった長屋のうち唯一現存するもので、国の
重要文化財にも指定されています。
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足軽長屋と新発田川を挟んだ反対側にあるのが、新発田藩の下屋敷だった清水園です。園内には、
元禄6年(1693年)に完成した書院や、回遊式の大名庭園があります。
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これがその書院です。
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園内には5つの茶室が設けられ、四季折々の風景が楽しめる本格的な日本庭園です。
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城地の多くは失われたとは言え、門や櫓が現存し、それに城下に足軽長屋や下屋敷も残る
ということで、見どころは十分にありました。

いつかまた、是非再訪してみたいお城の一つです。

 ただ、残念なのは、地方の都市なのだから仕方ないとは言え、人口約10万人、県内では5番目に
人口の多い中核都市の一つであるにも関わらず、駅の周辺は閑散としていました。
 新発田駅から市役所方面に向かうメインストリートとも言える道路。両側には商店などが並んで
います。私が通ったのは、晴れた土曜日の午後1時過ぎですが、商店街はシャッターを閉じている
店が1/3ほど。歩いている人もまばら。市役所の前から駅前まで約700メートル歩きましたが、
すれ違ったのは数人の地元の高校生くらい。
 これが地方の現実なんでしょうね。自分にできることは限られていますが、これからも、鉄道
ファンとして、城郭ファンとして、あちこちの町を訪ね、そこで、食事をし、お酒や土産を買う
などして、微力ながらも、地域経済に貢献できれば、なんてことを思いました。


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